わたしの備えブック

もしもの時に困らない。遠方の家族と事前に決めておくべき大切なこと

Tags: 災害, 備え, 家族, 連絡, 安否確認

はじめに

大きな災害が起きた時、もしご自身や大切なご家族が離れて暮らしている場合、真っ先に気になるのはお互いの安否ではないでしょうか。テレビのニュースを見ても、電話をかけてもつながらない時、不安な気持ちが募るかもしれません。

このような「もしもの時」に落ち着いて行動できるよう、遠く離れて暮らす家族だからこそ、普段から少しずつ話し合って決めておくべき大切なことがあります。今回は、災害が起きた時にお互いが安心できるように、どのようなことを事前に話し合っておけば良いのか、具体的な項目をご紹介いたします。

1. 災害時の連絡方法と安否確認のルールを決める

災害時は、電話回線が混み合ってつながらなくなることがあります。また、停電によってスマートフォンが使えなくなる可能性も考えられます。連絡手段が限られる状況でも、お互いの安全を確認できるように、複数の方法を事前に確認しておきましょう。

2. お互いの状況や避難について情報を共有する

離れて暮らしていると、お互いの自宅や地域の状況が分かりづらいものです。事前に自宅の状況や避難に関する情報を共有しておくと、家族が駆けつける場合の参考になったり、離れていてもお互いの安全を心配しすぎずに済むことがあります。

3. その他の大切な取り決め

連絡方法や避難場所の共有だけでなく、もしもの時には普段なかなか話さないようなことも重要になることがあります。

4. 話し合った内容を記録しておく

一度話し合っただけでは忘れてしまうこともあります。話し合った内容を紙に書き出したり、パソコンやスマートフォンのメモ機能に保存したりして、家族みんなが確認できる場所に保管しておきましょう。

「わたしの備えブック」のようなノートやファイルに情報をまとめておくと、後から見返す時にも便利です。

まとめ

離れて暮らす家族だからこそ、もしもの時の備えは重要です。不安を抱えたままにせず、今回ご紹介したような項目を参考に、少しずつでも良いので家族と話し合いを始めてみてください。

話し合いをすること自体が、お互いの安心につながります。すぐに全てを決める必要はありません。まずは「災害があったらどうする?」という問いかけから、少しずつ、できることから話し合ってみましょう。

事前の話し合いは、もしもの時に「これならできる」「家族と協力できる」という安心感をもたらしてくれます。大切なご家族とご自身の安心のために、今日から備えを始めてみませんか。