わたしの備えブック

ご家族と「もしも」の備えを話し合う 最初の一歩の始め方

Tags: 家族, 備え, 話し合い, 防災, コミュニケーション

なぜ、ご家族と「もしも」の備えについて話すことが大切なのでしょうか

自然災害や感染症、デジタルを使った詐欺など、私たちの周りには様々な「もしも」のリスクがあります。ご自宅で一人で備えを進めることももちろん大切ですが、離れて暮らすご家族と、いざという時のことについて事前に話し合っておくことは、お互いの安心に繋がる、とても大切な備えの一つです。

「もしも」の話は、なんだか暗い話のように感じて、ご家族に切り出しにくいと思われるかもしれません。しかし、これは「不安になるため」ではなく、「いざという時にも安心して過ごせるように」するための、未来に向けた明るい話し合いです。少しの勇気をもって、最初の一歩を踏み出してみましょう。

まず、どんなことを話し合えば良いのでしょう

ご家族と話し合うべきことはいくつかありますが、難しく考えすぎる必要はありません。まずは、特に大切なことから少しずつ始めてみましょう。例えば、以下のような事柄です。

話し合いを始める「最初の一歩」のヒント

さて、具体的にどのようなことを話せば良いか分かってきても、「いつ、どうやって切り出せば良いの?」と悩まれるかもしれません。ご家族との話し合いを始めるための、いくつかの優しいヒントをご紹介します。

全てを一度に決めなくても大丈夫

話し合いは、一度に全てを決めようとすると、お互いに疲れてしまうこともあります。まずは、連絡方法だけ、安否確認の方法だけ、といったように、テーマを一つに絞って話してみるのがおすすめです。一度話ができたら、次の機会にまた別のことについて話す、というように、焦らず、少しずつ進めていきましょう。

まとめ

ご家族と「もしも」の備えについて話し合うことは、お互いの安心にとって、とても大切な一歩です。難しく考えず、まずは「心配だから」「安心してほしいから」という素直な気持ちを伝えることから始めてみませんか。テレビのニュースや地域の情報など、身近な出来事をきっかけにするのも良い方法です。

話し合った内容は、忘れないようにメモに残したり、ご家族にもコピーを渡したりしておくと安心です。完璧を目指す必要はありません。できることから、あなたのペースで、ご家族と一緒に備えを進めていきましょう。