わたしの備えブック

もしもの時に困らない 地域の防災情報の上手な探し方・活かし方

Tags: 地域防災, 情報収集, 自治体, 災害対策, 備え

はじめに:なぜ地域の防災情報が大切なのでしょうか

台風や大雨、地震など、自然災害はいつ起こるか予測が難しいものです。もしもの時に、ご自身や大切なご家族の安全を守るためには、日頃からの備えがとても重要になります。

備えの中でも特に大切なのが、お住まいの地域に関する防災情報を知っておくことです。テレビのニュースだけでなく、お住まいの自治体が出す情報には、あなたの地域の詳しい避難場所や、いざという時の行動についての大切な情報がたくさん含まれています。

「どこでそんな情報を見つけられるの?」「難しそうでよく分からないわ」と感じていらっしゃるかもしれません。このページでは、お住まいの地域の防災情報を日頃からどのように探し、もしもの時にどう活かせば良いのかを、分かりやすくご紹介します。

地域の防災情報を得る主な方法

自治体などが発信する地域の防災情報を手に入れる方法はいくつかあります。ご自身に合った方法で、いくつかの情報を組み合わせて活用することをおすすめします。

1. 広報誌や配布物(紙媒体)

お住まいの自治体から定期的に配られる広報誌には、防災に関する特集記事が掲載されたり、地域の避難場所の地図が載っていたりすることがあります。また、災害が発生しそうな時や発生後には、緊急の情報を伝えるチラシなどが配布されることもあります。

2. 地域の掲示板

町内会や自治会が設置している地域の掲示板には、避難訓練のお知らせや、災害に関する注意喚起などが貼り出されることがあります。お散歩のついでなどに、時々確認してみるのも良い方法です。

3. 防災無線(音声)

自治体によっては、地域に設置されたスピーカーから、避難情報や災害に関するお知らせを音声で放送することがあります。聞き慣れない音かもしれませんが、もしもの時は大切な情報が流れるかもしれません。

4. テレビやラジオの地域放送

全国ニュースだけでなく、地元の放送局では、お住まいの地域に特化した細やかな気象情報や、避難情報などを詳しく伝えてくれます。災害時には、テレビやラジオをつけておくことが非常に有効です。

5. 自治体のウェブサイトや防災アプリ、メール登録(デジタル媒体)

インターネットを使うことに抵抗がない方、またはご家族が手伝ってくれる場合は、自治体のウェブサイトを確認したり、防災アプリを利用したり、防災情報メールに登録することも大変有効です。

日頃からできる「地域の防災情報」の活かし方

地域の防災情報を知っているだけではなく、日頃から少し意識することで、もしもの時の安心につながります。

もしもの時に役立つ情報の種類

実際に災害が発生しそうになったり、発生したりした時には、特に以下のような情報が重要になります。日頃から、これらの情報がどこから発表されるかを知っておくことが大切です。

まとめ:日頃の少しの意識が安心につながります

もしもの時に慌てず、安全に過ごすためには、自治体などから提供される地域の防災情報を、日頃から集め、理解しておくことがとても大切です。

広報誌に目を通したり、防災無線に耳を傾けたり、地域の掲示板を見てみたり、無理のない範囲で情報を集める習慣をつけてみましょう。デジタル機器に慣れているご家族に手伝ってもらいながら、自治体のウェブサイトなどを確認してみるのも良い方法です。

ご自身の住む地域のことをよく知り、日頃から備えておくことが、もしもの時の「わたしの備え」につながり、安心した生活を送るための力になります。