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外出が難しい時も安心 感染症に備える買い物の工夫と食料の備え方

Tags: 感染症対策, 備蓄, 食料, 買い物, 高齢者, 自宅避難

感染症が流行している時期や、外出が少し心配に感じられる時、毎日の買い物や食料の備えについて不安を感じることもあるかもしれません。人混みを避けたい、体力的に頻繁な外出が難しい、といった様々な理由から、どのように買い物をすれば良いか、自宅にどのくらいの食料があれば安心か、といった疑問を持つ方もいらっしゃるでしょう。

この時期を安心して過ごすためには、いくつかの買い物の工夫と、ご自宅での無理のない範囲での食料の備えが大切になります。この記事では、感染症に備えて、安心して買い物をするための方法と、自宅でできる食料の備え方について、分かりやすくご紹介します。

安心して買い物をするための工夫

感染症のリスクを減らしながら、必要なものを手に入れるために、いくつかできることがあります。

1. 買い物に行く時間帯や回数を考える

お店が比較的空いている時間帯に行くことで、人との接触を減らすことができます。開店直後や閉店間際など、ご自身の都合の良い時間帯で、お店の混雑状況を確認してみましょう。また、一度に数日分、あるいは一週間分をまとめて買うようにすると、買い物に行く回数を減らすことができます。リストを作ってから出かけると、買い忘れを防ぎ、効率よく買い物を済ませられます。

2. ネットスーパーや宅配サービスを利用する

最近では、お店に行かなくても、インターネットや電話で注文した商品を自宅まで届けてくれるサービスが増えています。スーパーのネットスーパーや、生協の宅配サービスなどがあります。

インターネットでの注文に慣れていない場合でも、ご家族にお願いしたり、電話で注文できるサービスを探したりすることもできます。地域によっては、高齢者向けの買い物代行サービスや、自治体が行っている支援サービスなどがある場合もありますので、お住まいの地域の情報を調べてみるのも良いでしょう。

3. 買い物の際の感染予防を心がける

お店に行く際は、マスクを正しく着用し、お店の入り口にある消毒液で手指を消毒しましょう。他の方との距離を保つように意識し、必要以上に商品に触れないようにすることも大切です。帰宅したら、すぐに手洗いとうがいを行いましょう。

自宅での無理のない食料の備蓄方法

もしもの時に、すぐに外出できない状況になっても慌てないように、ご自宅にいくつかの食料を備えておくと安心です。これは、大きな災害だけでなく、感染症が流行して外出を控える場合や、体調が優れない時にも役立ちます。

1. どのくらい備蓄すれば安心か

目安としては、ご自身が3日分から1週間分程度の食事に困らない量を備蓄しておくと良いと言われています。一度に全てを揃えるのは大変ですから、普段の買い物で少しずつ買い足していくのが無理なく続けるコツです。

2. 何をどれだけ備蓄するか

普段から食べ慣れているものや、特別な調理をしなくても食べられるもの、保存がきくものを選びましょう。水は特に重要です。

備蓄しておくと役立つものリスト

これらのリストを参考に、ご自身の好みや必要な栄養を考えて選びましょう。

3. 備蓄品の管理方法

備蓄した食料は、定期的に確認し、使った分を買い足すようにします。「ローリングストック法」といって、古いものから順に食べ、食べた分だけ新しく買い足していく方法がおすすめです。こうすることで、備蓄品を無駄にすることなく、常に新しい状態に保つことができます。備蓄品には、賞味期限や消費期限を書いておくと分かりやすいでしょう。

食料以外の備えも確認しましょう

食料品だけでなく、日用品の備蓄も大切です。

これらも、普段使っているものが少なくなったら早めに買い足すように心がけましょう。

まとめ

感染症が気になる時でも、適切な工夫をすることで、安心して買い物をし、ご自宅に無理のない範囲で食料を備えることができます。買い物に行く回数を減らす工夫や、ネットスーパーなどの活用、そして普段から少しずつ食品を買い足して備蓄していく「ローリングストック法」は、特別なことではなく、日々の生活の中で無理なく続けられる備え方です。

この記事でご紹介したリストを参考に、ご自身の生活に合わせた備えを進めてみてください。こうした備えがあることで、もしもの時も落ち着いて過ごすことができ、ご自身の安心にもつながります。