わたしの備えブック

もしもの災害で自宅に住めなくなったら。一時的に親戚や知人のお家へ避難する時の備えリスト

Tags: 災害, 避難, 一時避難, 備え, 持ち物

自然災害は、いつどこで起こるか分かりません。大きな被害を受けると、ご自宅での生活が一時的に難しくなってしまうこともあります。

そのような時、地域の避難所だけでなく、ご家族や親戚、親しいご友人のご自宅にお世話になるという選択肢もあります。特に高齢の方にとっては、慣れない避難所での集団生活よりも、落ち着いた環境で過ごせる方が安心かもしれません。

しかし、急にお世話になることになった場合、相手の方にご迷惑をかけてしまわないか、ご自身の生活に必要なものが足りるかなど、不安を感じることもあるでしょう。

この記事では、もしもの災害でご自宅に住めなくなった場合に、一時的に親戚や知人のお家へ避難する際に、持って行くと安心できるものや、事前に考えておくと良いことについてご紹介します。

なぜ非常持ち出し袋とは別に備える必要があるのでしょうか

災害が起きた直後に、危険な場所からすぐに避難するために準備しておくのが「非常持ち出し袋」です。これは、避難所などに到着するまでの短い時間をしのぐための最低限のものをまとめたものです。

一方、ご自宅が大きな被害を受けてしまい、数日から数週間、あるいはそれ以上の期間、一時的に別の場所で生活しなければならなくなった場合、非常持ち出し袋だけでは生活を続けるのが難しくなります。親戚や知人のお家で過ごさせていただく場合も同様です。

そのため、緊急時に自宅から持ち出す「非常持ち出し袋」とは別に、「一時的な避難先での生活」を想定した備えをしておくことが大切です。

一時的な避難先へ持って行くと安心なものリスト

親戚や知人のお家へ一時的に避難する場合に備えて、あらかじめまとめておくと良いものをリストにしました。すぐに持ち出せるよう、リュックサックやボストンバッグなどにひとまとめにしておきましょう。

このリストはあくまで一例です。ご自身の健康状態や普段の生活に合わせて、必要なものを加えてみてください。

事前に親戚や知人と話し合っておくべきこと

もしもの時に慌てないよう、できれば災害が起きる前に、お世話になる可能性がある親戚や知人の方と、以下の点について話し合っておくと良いでしょう。

これらの話し合いは、相手の方との信頼関係を深め、もしもの時の不安を減らすことにも繋がります。

まとめ:できることから準備を始めましょう

災害でご自宅での生活が難しくなることは、想像するだけでも不安かもしれません。しかし、事前にしっかりと準備をしておくことで、その不安を大きく減らすことができます。

一時的に親戚や知人のお家にお世話になる場合の備えは、非常持ち出し袋の準備と同じくらい大切です。まずは、この記事でご紹介したリストを参考に、ご自身にとって何が必要か考えてみましょう。そして、できることから少しずつ準備を始めてみてください。

ご自身の安心は、ご家族の安心にも繋がります。備えあれば憂いなし。焦らず、一つずつ、着実に進めていきましょう。